2010年06月19日

音楽は目標か手段か

音楽とは何か?芸術とは何か?


突き詰めると、精神とは何か?世界とは何か?
…まで発展するかも知れない。

音楽を芸術と考え、哲学的な課題の答えを求める人たち。
とにかく演奏をして音楽に向き合う人、様々な方面から研究をしている人、作曲する人、聴く人。
それらを組み合わせて考える人。

ある程度まで極めた人にしかわからないものなのであろうか。
私はそんなものではないと思う。
(結構いるんだ、自分以下を切り捨てる人…、音楽に対して真摯に向き合う人というのは、どこにだっていること、忘れちゃいけない。)
様々な人が色々な立場から、おなじ目標に到達する道の、ある方面のある段階から眺めている。
世界に名の知られた音楽家も、まだその道に志して日のないアマチュア演奏家も、様々な人が同じ高い山の色々な場所にいる。たとえ、山のふもと近くにいても、その傾斜角度とかから、山の頂上を推測することはできる、というようなイメージを持っている。
頂点というものがない以上、皆その道の途中にいる仲間だから。

そのように音楽自体を目標として、それは何か、突き詰めようとする人たちの仲間。


その一方で、音楽は手段ともなり得る。
学校教育では、協調性を高める手段、人間性を高める手段。
その場においては、音楽家が目標としているような音楽の芸術性は求められない。
むしろそれが邪魔になる場合さえある。
(小学校の音楽の先生には、私がピアノを専門的に学習してることは必ずしも良い様に受け止められていなかった。「みんなで楽しく歌おう!」という場で、未熟ながらも「音楽的価値」なんかを判断してしまうこどもがいることは、ハッキリ言って邪魔だったんだと思う。)

音楽がただの手段などと言ったら、音楽はそんなものじゃないと嫌がる人がいる。
協調性を目的とした音楽は、音楽的価値としては中途半端な音楽になる。
歌う人たちが気持ちよくて心がひとつになっていれば、すごい演奏になるだろうか?
そんなに甘くはない。
でも本人たちにとってはそうかも知れない。



手段としての音楽も、目標とされた崇高な(?)音楽も、繋がる部分はあるんだと思う。
芸術性を突き詰めた音楽は、それ自体が、作曲する人や演奏する人の価値観、人間性、世界観を映し出す。

そして、音楽自体はただの仲良しごっこであっても、人間性に作用する音楽。
涙の出る音楽。


程度の違いであって種類の違いではないかも。
あえてそこを繋いで考えることで、なにか見えることがある気がする。
posted by whitedaydreams at 22:05| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

わけたりくっつけたり

わけることで理解し、くっつけることでまた理解する。
その繰り返し。
2歩進んで3歩下がる。


…あれ、違う。。
反対だった。
posted by whitedaydreams at 01:06| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

なにも書かれていない真っ白の五線譜に向かう。
楽譜の置かれていないピアノ。


なんでもできる。
でも何の手がかりもない。

どこからか引っ張ってくる。

そのときに、自分のできることは何か?
得意なことは何か? …考える。

些細なところから一歩一歩。

どの指の動きが得意か、どんな表現のテクニックを持っているか?
ピアノという楽器は何ができるのか?
和声はどうするか?
そもそも和声を使わないか?
リズムって何なのか?
速いってどういうことなのか?


まず、どの音から弾き始めるのか?


たくさんの曲を知っていることで、逆に、
大事なことに鈍感になっていく面もあると思う。
ひとつの音の美しさに、気付けなくなっていく。

どんなにいろんなことを知っていても、
真っ白の紙を前にすると、さてどうしようか?と考えるはず。

枠があるからできるだけ。
そんな人にはなりたくない。

無の状態になる時間、大切にしたい。
posted by whitedaydreams at 21:20| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

ちょっとしたストレス

新全集のベーレンライター版って綺麗。
金色が入ってたりして。
新しいマークのシロクマくん(?)可愛いし。
ミニチュアスコアとかコンパクトで、まぁ信用できるから、よく見ます。

ただし、リダクション版は別。
編曲の質が悪い。
悪い意味で忠実。
すごくこだわってるけれど、こだわるとこ間違っていると思う。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲のリダクション版でだいぶ痛い目に遭ってる…。

まず、そのまま弾くと音が薄すぎる。
そのくせ音域とか妙に原曲通りで弾き難い。
弾き難くても、その効果は薄い。
ピアノの楽器の特長や、いまのピアニストが楽譜を見てどう思うか、全然考慮してない。

オーケストラのスコアと見比べたり音源聴いたりはするけれど、たまには初見で合わせたり、時間がなかったりすることもある。
そのときにベーレンライター版は、オケスコ想像できない。

弾けない音であっても余すことなく書いてくれているような楽譜なら適当に省略できるんだけど、大事なところ省いてあるとどうにもならない。
強弱やスラーなどを、そのまま写したからって正解じゃないことも、よくわかる。

協奏曲しか見たことなかったけれど、オペラもあまりよくないらしい…。
編曲としてはペータース版の方がずっと良い。

権威のある版だからって安易に信用せずに、ちゃんと比べることが必要ということかな。
それから、当時の楽器の特長や慣習と現代のそれをちゃんと研究したような楽譜があればいいのにな、と思う。
勝手だけど、クレッシェンドの位置が何ミリずれてるとかではなく(それも無駄じゃないかも知れないけれど)、慣習などの研究が注釈に書いてあったらすごく嬉しいと思う。


と、まぁ、短期間で弾かなきゃいけないための愚痴でした。
posted by whitedaydreams at 22:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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