2010年10月26日

ピアノはいつピアノになったか?

最近、ピアノ関連で面白い試みの和書がたくさん出版されている。
まぁほとんどが、岡田暁生さん関連。
面白い試みだからこそ、細部をしっかりして、嘘のない様にして欲しい。

ピアノを弾く身体 [単行本] / 岡田 暁生, 近藤 秀樹, 小岩 信治, 筒井 はる香, 伊...
これは、ちょっと残念な部分が多いと思った。
ピアノ弾きからみると、音楽研究者のピアノ経験とか書いてあってもどうしようもないし、役にも立たない。
ハイフィンガー・テクニックが批判されて久しいが、重量(重力)奏法ですべて解決されることでもない。指と身体全体と…結局はバランスが大事。
ヨーロッパでだって昔は指示されていた奏法。
そちらの方が魅力のひきだせる楽曲もあると思う。
ピアノのテクニックに関しては、
ピアノの知識と演奏―音楽的な表現のために (ムジカノーヴァ叢書) [単行本(ソフトカバー)] ...
を読んだ方が良いと思う。

それはそうと、ピアノ弾きから見ても興味深いことはたくさん書いてある。
ただ、こういった試みの本を書くのなら、ピアノ弾きと少しはセッションすれば良いのに、とちょっと思ってた。
それが、次の本で少し実現されたみたい。

ピアノはいつピアノになったか? (阪大リーブル001)【CD付】 [単行本(ソフトカバー)] / 伊東 信宏, 松本 彰, 渡辺 裕, 渡邊 順生, 村田 千尋, S. ギニャール, 岡田 暁生, 小沼 純一, 三輪 眞弘 (著); 大阪大学出版会 (刊)

って、岡田暁生さんだけではなく、いろいろな人たちの共著だけど。

この本は、大阪でおこなわれたレクチャー・コンサートのことをまとめたもの。
もし東京でおこなわれてたら行ったんだけどな。
個人的に、ギニャールさんの書いた部分が興味深かった。
参考にしているのが、エーゲルディンゲルの「弟子から見たショパン」だけなのはさておき、
オペラのベル・カントがピアノにあらわれていることを分析し、
(こういう分析って「絶対」っていうことは不可能だと思うんだけど)
当時のピアノで学生に教え込み弾かせて、付属CDの演奏もステキだということ。

研究者と演奏者のかかわりから何か開かれるはず!!と思っている私にとって、
これはすごく新鮮で嬉しいものだった。

(風邪を引いているせいかまとまりのない文章だけど、勢いに任せてアップ。)
posted by whitedaydreams at 20:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月22日

違和感のもと

2人、どうしても自分と合わないと思う人がいた。
もやもや感をぬぐい去れなかった。
ひとりは先生(音楽家)で、ひとりは本書く人(会ったことない)。
どっちも日本人。

能力はあるし、私の知らないことをいっぱい知っているし、
尊敬すべき人な気がするのに、どうも私のなかで何かが抵抗している。


2人の共通性に気付いた。
ヨーロッパの言語が色々できる。
全体的によく知っている。
ヨーロッパ全体を、大きく捉えられている。

それだ。。

もちろん、クラシックする人はヨーロッパの言語、わかるに超したことはない

はずなんだけど……


私の感じる違和感は、全体的に把握しているからなのか、
個々の特徴が抜け落ちている部分かも。
私が知らないからダメなのかも知れない。
本当はその人が正しいのかも知れない。

だけれども、
フランス専門の人とかからは、その違和感は感じない。
なんだろうこれ。
達者に上手く生きてきた人なんだろうな、っていうのが先に立っちゃって、
深く感銘を受けることがない。

ドイツ人がイタリアに行ったら、イタリア音楽のことを、あくまで外のものとして受け入れると思う。ほかもおなじ。

ただし、海外のことを勉強している日本人は、すべて外のもの。
それで、フランス、ドイツ、イタリアの特徴などが、
中和されちゃうんじゃないかな。
それで、抜け落ちちゃうのでは。。


うーん…もしも完全なる人がいるのなら、会ってみたい。
posted by whitedaydreams at 20:03| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。